郵政見直し

 新政権になったことで郵政民営化の見直しが進んでいる。個人的には賛成。但し、官業に戻るとなると、官故の弊害もあり、その辺りへの対処が必要になることも確か。それでも俺が見直しに賛成するのは、民営化前に指摘された通り、田舎での利便性が大幅に低下したことが最大の理由である。
 都市部に住んでいれば、お金を貯金しようと思えばいくつも金融機関があるし、通販や公共料金の支払いも、各金融機関は勿論、コンビニでも支払うことが出来る。ところが田舎では、唯一の金融機関が郵便局だけだったのだが、民営化後の統合や廃止で大幅に不便になった地区が出ている。
 そして、不便になったのは田舎だけではない。ウチの近くにも郵便局があり、ゆうぱっくからかんぽ迄全て扱っているのだが、事務が非常に硬直的になった。
 例えばゆうぱっくを送ろうとして、ゆうぱっくの電話番号に電話したら、『お客様の住んでる地区の担当郵便局へ電話して下さい』、と言われて2度電話を掛けるはめになったり、料金の支払いで郵便局へ行ったら、『それ、隣の窓口です』と言われ、支払い等を担当する窓口の職員は行列が出来て大忙しなのに、他の事務を扱う窓口の人は淡々と自分の仕事をしていたり。民営化前は、手の空いている職員は他の窓口の手伝いに回っていたのだが、民営化後は担当がきっちり分けられ、期待された顧客サービスの向上は実現されているのか、かなり怪しいところではある。

 そしてこの郵政見直しは、典型的な政策議論をはらんでいる。

 ある集落がガス管を引くことになった。集落全体に引くためには5億5千万円かかるのだが、集落から離れた1軒へ引かなければ5億円で済むとする。この時、たった1軒の為に5千万円余分にかけるのか、それとも、効率を優先してその1軒には我慢してもらうのか。

 まさに今の郵政議論はこのモデルに近い状態にある。効率優先で民営とし、地方には不便を我慢してもらうのか、それとも、余分におカネ(税金)はかかるが、皆が恩恵に与れるように、官業でいくのか。

2009 AUTOBACKS SUPER GT SERIES終了PageTopサンルーフ/ガラスルーフ

Comment

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

TrackBack

http://neovenezia.blog79.fc2.com/tb.php/591-9f32e059

Category
Archives

Recent Comment
ブログ内検索

来訪者数

Links