子供が怪我をしないのは本当に良いことなのか?

先日職場で若いスタッフが怪我をして手術を受けた。
その手術を受けるまでの過程を聞いて感じたことがある。
怪我してその傷を他の同世代のスタッフ数名も見たそうなのだが、それを見て誰一人病院へ行く必要があることに気づけなかったのだ。

ふと考えてみると、もう10年位前から安全対策と称して公園から遊具が撤去されたり、子供が怪我をしないような取り組みがなされている。
確かに怪我するのは嫌だし、怪我をしないに越したことはないと思うのだが、それは大人の理論なのではないのかと思う。

これと同じで日本は衛生水準が高く、日本人は病気(感染症)に罹らないから、病気になってもそれが病院に行くものなのかどうかわからない人が多い。
なのでニュースでも話題になるが、あれこれ色々な菌やウイルスを周りに撒き散らして感染者を増やしてしまう。尤も、ニュースを見ることである程度『(もしかして・・・)』と気づけるはずだとは思うのだが。
だが、実際の医療現場の人の話を聞く限り、それを感染症だと知っていても、感染防止の正しい知識を持ってる人もあまり多くないし、正しい知識を教えても『そこまでやるの?』と言ってやらない人もいるそうだ。

話を元に戻すと、怪我をする・病気になることで、自分が病院へ行くべきなのかそうではないのかわかるようになるのではないかと思う。
自分が病気にならなくとも、身近で病人が発生することでそれは病院へ行くべきかどうかを学んでいくのだと思う。それを徹底的にリスク排除の理論で遠ざけた結果、今回の若手スタッフのように、社会人であるにも関わらず、40代のスタッフに指摘されるまで病院へ行かない、ということになってしまうのではないだろうか。
子供がとにかく怪我をしないようにするのは、結果的にその子供の“生存力”を殺ぐことになる気がしてならない。

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